滅菌・感染対策

歯科では、切削処置などを行う際に「口腔内バキューム」を使用します。
歯の切削片や薬剤などを患者様が飲み込んでしまわないよう、吸い込むための装置です。
適切な位置に挿入しておけば、治療を受けている患者様への悪影響を最小限に抑えることができます。
けれども、お口の外に飛散する唾液や血液などは吸引しきれません。そこで有用なのが「口腔外バキューム」です。

ユニットチェアの端に設置されている大型の装置で、大気中に飛散した物質を強力な吸引力によって吸い込むことができます。
その結果、診療室内の空気が清潔に保たれ、院内感染のリスクも低下するのです。
当院では、エアロシステム35Mと併用することで、新型コロナウイルスを始めとした感染症の防止に努めております。

一日中、２台の滅菌機をフル稼働して、お口の中に使用する器具すべてを高圧蒸気滅菌しております。
昨今、新聞・テレビなどで、歯科医院での院内感染の危険性（滅菌しない器具の再使用）について報道が相次いでおります。
当院では、患者様の口の中に入れる器具について、２台の高圧蒸気滅菌機をフル稼働させることにより毎回しっかり滅菌をして、患者様の目の前で滅菌済み器具の滅菌パックを開封しております。
観血的処置の多い歯科治療では、考えうるかぎりの感染対策を確実に実施し、決して院内感染が起きないように常に努める必要があると考えております。